日生町(ひなせちょう)は、岡山県南東部に位置し、兵庫県と境を接している町です。2005年3月22日、備前市、吉永町との合併により新たに備前市となり、町役場は備前市役所日生総合支所となっています。瀬戸内海に面し、平地は少なく山林で占められています。瀬戸内海側には日生諸島があり、諸島中最大で岡山県内最大の鹿久居島をはじめ、曽島、鶴島、有人の頭島・大多府島・鴻島などがあります。日生諸島および対岸の小豆島(大部港)へは、日生港からフェリーが出ています。
主産業は漁業で、漁港で魚介類を中心とした「五味の市」が開かれ、県内はもとより京阪神からの客で賑わっています(定休日は火曜日 ※祝日の場合は翌日)。また牡蠣(かき)の養殖が盛んであり、カキオコとよばれる郷土料理で町おこしを行っています。
海には、大小13の島が寄り添うように浮かび、複雑な地形によって季節折々のさまざまな魚が育っています。また、魚介類の育成場として、海の草原とも称される「アマモ場」の再生にも力を入れ、海産物が美味しく育つように環境作りへの配慮に取り組んでいます。
カキ(マガキ)は、日本の冬を代表する海の幸で、岡山県でカキの養殖が始まったのは1810年(文化年間)といわれています。岡山県海域は、吉井川、旭川そして高梁川の3大河川から流入する豊富な栄養分に支えられて、カキの餌となる植物プランクトンが多いことから、カキ養殖に適した環境にあります。波風から筏を守る島かげが多いことなどカキ養殖に適した立地条件にあり、高品質のカキが育つことから、広島県、宮城県に次いで、全国で第3位の生産量があります。潮の干満差が大きく、水代わり、潮どおしが非常によいため高品質なカキが、種付けの翌年には出荷サイズに成長します。現在、県東部の備前市(日生町、伊里)と瀬戸内市(邑久町、牛窓町)、県西部の寄島町、笠岡市で養殖され、むき身で年間約3,600~4,300トンが生産されています。カキの養殖は、ホタテの貝殻に広島産や宮城産のタネを付けることから始まります。そして、満潮時は海に沈み、干潮時は海面より上に出るような場所に吊るし、大きくなりすぎるのを防ぎながら育てます。カキの天敵は、殻に付着し、餌となる植物プランクトンを食べてしまう「ムラサキガイ」。そのムラサキガイを避けるため、カキの成長に伴い、養殖イカダを徐々に沖の方へ移動させます。水揚げ時期を迎えるのは、寒くなり始める10月の中旬です。カキには産地によっては2年もの、3年ものなどもありますが、日生のカキは1年ものです。海水の栄養バランスが良く、水温も適しているので、大きくなるのが早く、長く育てると、その途中でカキが海底に落ちて、海が汚れることもあるくらいです。
カキは海のミルクといわれ、タンパク質、脂質や糖質をバランス良く含み、また、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食材です。焼きカキ、カキフライ、カキ鍋、カキ飯、最近はカキ入りお好み焼き(カキオコ)など、様々なおいしい食べ方があります。
日生のカキ
お品書き
お飲み物
店舗案内
平日 17:00~22:00 ラストオーダー21:00 営業期間11月20日から4月末日くらいまで ※牡蠣のシーズンのみ ※2時間30分制となっております。
日曜・祝日
〒530-0038大阪市北区紅梅町5−10 南森町パールビル 2階06-6357-0900
テーブル 12席/カウンター 3席
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